早いもので年が明けて三週間。
正月も過ぎ、有名どころ神社の参拝混雑も緩和されてきたと思うので、東国三社をめぐってきた。
東国三社とは、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)・香取神宮(千葉県香取市)・息栖神社(茨城県神栖市)の総称である。
三つの神社が「東国三社」と併せて呼ばれるのは、それぞれに祭られるタケミカヅチ、フツヌシ、アメノトリフネの三柱の神が、アマテラスに天界から派遣されて、地上を譲るように迫った「国譲り」神話に由来している。(神栖市観光協会のページより)
また、三社をそれぞれ線で結ぶと、直角二等辺三角形を描くことが知られている。
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まずは三社の中で、家から一番近い場所に位置する香取神宮から参拝。香取神宮は、日本神話で大国主の国譲りの際に活躍する経津主神(ふつぬしのかみ)を祭神とすることで知られる。本殿は、黒を基調とした特徴的なデザインとなっており、格好よくて思わず惹かれる。
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続いて、息栖(いきす)神社。久那戸神 (くなどのかみ)を主祭神とし、天鳥船命 (あめのとりふねのみこと)と住吉三神 (すみよしさんしん)を相殿神とする。香取神宮、鹿島神宮と比べると規模が小さい神社であるが、雰囲気がとても良く、力強いエネルギーが感じられる。
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三社の最後の参拝は、鹿島神宮。祭神は、武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)。初詣の参拝者数は、茨城県の中で第二位を誇る。(一位は笠間稲荷神社)神宮の鎮座する地は「三笠山」と称され、この境内は日本の歴史上重要な遺跡であるとして、国の史跡に指定されている。
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鹿島神宮の境内には、鹿園、奥宮、要石、御手洗池など、見所多数。境内は広いので、全て見て回るのにはそれなりに時間がかかるが、時間があれば是非とも見ておきたいスポットである。
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ちなみに、今回の移動手段はマイカーであったが、公共交通機関を使用すると、移動が少々面倒くさいかもしれない。特に息栖神社は、最寄りのバス停(鹿島セントラルホテル)から徒歩30分かかる。電車やバスの移動プランを立てて旅をするのもまた醍醐味であるが、参拝時間との配分も考え、電車・バスの乗り過ごしがないように、注意しよう。
東国三社めぐりの後は、足を伸ばし、大洗へ。